クリスマスパーティー

 

 前々から二人で決めていた料理を作り始めた。

ぼくの家は、キッチンが狭く、二人で作業をすすめるには、やや不自由だった。

 

試行錯誤しながも、なんとか料理を完成させた。

 

クリスマスツリーの形になるようポテトサラダを盛り付け、唐揚げ、スパゲッティをお皿によそい、グラタンとチーズケーキをオーブン・レンジで丁寧に焼き上げた。

 

机に料理を並べ、食べる。

 

最初に唐揚げを食べる。

おいしかった。

 

次にポテトサラダ。

なまぬるい粘土のようだった。箸が止まる。コーラで味覚を整える。

 

グラタン、スパゲッティも、ややまずかった。そもそも、あまり記憶にない。

 

ぼくが楽しみにしていた、チーズケーキ。

レモンの味がメインだったが、後味がかすかにチーズだったことで、かろうじて”チーズを使った何か”である、というような感じだった。

 

彼女もぼくも、料理の半分以上を食べずに残した。

 

残った料理に(もう手を付けないことは分かっていたが)ラップをかけ、ひとまず机を片付けた。

 

片付けが一段落したあと、彼女はラグの上に座って休んでいた。

 

しばらくしてぼくは、彼女の膝に寝転がった。

いい匂いがした。ぼくの頭を撫でる手は、優しかった。

 

しばらくして、今度は彼女がぼくの膝に寝転がる。

 

彼女はぼくの太ももをさすった。

くすぐったかったが、我慢した。

彼女は体を起こし、ぼくの正面にすわった。

お互いの体温が同じになるぐらい、抱き合った。

 

彼女の胸をぼくの手がさする。

彼女が声を漏らす。

すると、彼女もぼくの胸をさすった。

 

彼女とベットに入る。

いつもぼくが寝ているベッドに彼女と二人でいることに、ドキドキした。

布団にくるまり、抱き合う。

彼女の頭を抱き寄せ、撫でる。

すると彼女は、ぼくの股に手をあてる。そしてゆっくりと撫でた。

全身が熱くなって、しばらくそのまま彼女に身を預けた。

 

呼吸を落ち着かせ、ぼくが上になる形で、彼女を寝かせた。

キスをしようとしたが、彼女は、自分が風邪を引いていることを理由に、拒んだ。

洋服を悪くしないよう優しく脱がし、今度は下着越しに彼女の胸に手を当てる。

ブラジャーを外し、彼女の乳首に舌を這わせた。

彼女は、子猫のように可愛らしい吐息混じりの声を漏らした。

 

ぼくが彼女の横になり、お互いに向き合った。

すると彼女は、ぼくの洋服とズボンを脱がしてくれた。

そして、ぼくの足元に向かい、固くなった性器を握った。

パンツを脱がし、直接触れる。彼女の指先の動き1つ1つが、ぼくの体をほてらせた。

 

すると彼女は、ぼくの股に顔を近づけ、固くなったそれをゆっくりと焦らすように口で包んだ。